「胸腺がん」とはどんな病気なの? その症状や治療法を知っておこう

2019年8月30日に更新しました。

がんには肺がんや乳がんなどさまざまな種類があります。その中でも、胸腺という部位に発生する胸腺がんは患者数が少ないこともあり、あまり知られていないというのが現状です。
胸腺というのは心臓の少し上、体の前側にあるリンパ系の臓器です。
この部位のがんにはどのような特徴があるのでしょうか?
ここでは胸腺がんとはどういった病気なのか、その症状や治療法について解説していきます。

胸腺がんとはどういった病気?

胸腺と呼ばれる臓器に悪性の細胞が発生する、胸腺腫や胸腺がんと呼ばれる疾患があります。
胸腺というのは胸元の上部、胸骨の奥側に位置するリンパ系の一部。胸腺はこの部位で白血球の一部を生産する役割を担っています。
胸腺というのはとても小さな臓器で、子供なら数十グラム程度、20代の方でもピンポン玉ほどの大きさしかありません。
胸腺は年齢とともに少しずつ縮んでいき、バストの脂肪とほとんど区別できなくなっていきます。

胸腺がんの兆候や症状は?

胸腺がんは、発症しても周囲の組織に影響を与えるほど大きくはならないことがほとんどです。

しかし、がんの症状が進行すると胸の痛みやセキなどの症状が起き、ひどい場合には呼吸困難に陥ることもあります。
胸腺がんの腫瘍が大きくなって血液の流れが滞ると、首や顔にうっ血やむくみといった症状が起きるケースもあります。

胸腺がんはどのように発見される?

胸腺がんの発見には、胸腺を調べるためのいくつかの検査が必要です。
しこりなどが無いか体を調べるほか、胸部X線検査やCTスキャン、MRIやPETスキャンなどを使って病巣を発見します。

腫瘍が胸腺腫なのか胸腺がんなのかという診断を確定するためには、組織の標本を採取するか、胸腔鏡手術や開胸手術をすることになります。
胸腺に腫瘍がある場合、別の疾患が同時に発生することがあるため注意が必要です。
甲状腺炎や重症筋無力症といった症状が出現した場合、免疫系によって健康な組織に害が及ぶ可能性も考えられます。

胸腺がんの患者数は少ない

国立がん研究センターによる「がん登録・統計」の集計によると、胸腺に悪性の腫瘍が発生したと診断された患者数は、全国で1年間に約1300人となっています。
胸腺がんは患者数の少ない希少がんで、なかなか治験が進められないというのが現状です。
そのため2019年の段階では保険適用になっている薬もありません。

胸腺がんはゆっくりと進行する病なので、症状に合わせて治療するのもなかなか難しいもの。
現在は、切除手術や放射線治療など、肺がんと同じような治療法を適用することがほとんどです。
胸腺がんが見つかった場合には、根気よく治療を続けていくことが最善の方法といえるでしょう。

サブコンテンツ

豊胸クリニックの口コミ確認

このページの先頭へ

豊胸おすすめクリニックガイド